Lancia Delta HF integrale 16v (2000年7〜9月)

[最終更新2000/8/23]

2000/7/16:内気循環切り替えバキュームホース交換

内気循環の作業前
しばらく前から、内気循環への切り替えが弱くなっていて、最近とうとう 切り替え不能となってしまいました。他の用もあって、ガレサクへお邪魔して いたので、不具合調査を行いました。内気循環切り替えスイッチの故障を疑って いたのですが、ここまでバキュームが来ていません。バキュームのタンクのところを 見てみるとホースに亀裂が入っています。これだ、と、亀裂の部分を切り取り 繋ぎ直しても改善の気配はありません。sakumaさんの思いついたタバコの煙 作戦で漏れている場所を探していくと、端に亀裂の見つかったホースの ど真ん中に大きな穴が、さらにその先を辿っていくと圧縮圧がかからないように しているワンウェイの部分も大きな亀裂が入っています。
これは交換しなきゃいけないな、と言うことで交換作業に入ったのですが、 ワンウェイの部分が隔壁とブレーキフルードタンク、ABSコントローラの部分に 挟まれて作業が非常に難しい場所にあります。下に潜っても指が辛うじて届く程度、 上からは指も入らない場所です。最後は、シリコンホースにビニールテープを 巻き、内装外しの工具と配線ケーブルを使ってなんとか押し込みましたが、 タイラップを巻くどころの話ではありません。プロだときちんと回りの補機を 外して作業空間を確保してやるのでしょうが、アマチュアの作業ですから、 なんとか工夫で切り抜けました。
こんな亀裂が... 新たに隔壁と
エバポレータの間に
ホースを通しました
パワステフルードタンクの
左にあるのが内気循環などの
切り替えに使っている
バキュームのタンクです
すると、それまで動作しなかった内気循環への切り替えが元気良く動作しました。 16vの場合、これとヒーターへの温水バルブが連動していますので、クーラーの 効きが回復し、夜だと寒い位にまでなりました。 sakumaさん、Kじ、MATSUさん、どうもありがとうございました。
この日のメインの作業に関しては、後ほど報告します。

2000/8/6:2代目デルタ

1代目と2代目のデルタ
少し前から企んでいた2代目デルタの購入が実現し、本日名義変更も完了しました。 この16vは元MATSU号で、走行距離は40,000kmと少し、1代目デルタの現在の 走行73,000kmからすると30,000kmもの若返りです。 aeのMATSUさんの所有車ですから整備は完璧といって良いほど行き届いて います。塗装もカバーを掛けた保管により、非常に程度が良い個体です。 さらに、B'sGARAGEに入庫したデルタの中でもトップレベルの車体剛性を 保っていることでもその程度の良さが分かると思います。 MATSUさんの、ある計画の為に売りに出されることになった元MATSU号を いち早く知らせてもらったので、ほとんど即決で購入を決定してしまった 私でした。
まだ、1代目デルタも手元にあるので、しばらくの間デルタ2台所有という 非常に贅沢な状態になりますが、1代目デルタの行き先はここ1ヶ月程度で 決定しようと思っています。2台をずっと手元においておきたいのは やまやまですが、そううまく行きますやら。
実は、7月16日に行ったメインの作業は、1代目デルタから2代目デルタへ 各モディファイパーツの付け替え作業と、1代目デルタのノーマル化だったのです。 手元に2台あるしばらくの期間でシート一式など内装の交換や純正ホイール への変更などを行って、完了となる予定です。

2000/8/19:ガソリン漏れ再び(こあ1号)

後部シート下
燃料タンクからのホースの
カバーを外すと...
ここからガソリンが漏れていました
今年春に発覚、修理したガソリン漏れと 同様の事態がまた起ってしまいました。
それは、8月初めのある日、ほぼ1週間前に満タンにしたあとに駐車場に停めて おいたデルタに乗り、しばらく走行してから気が付きました。 ガソリンを満タンにしていたはずなのに、燃料計は3/4を指しています。 走行しながらあれこれと原因を考えてみました。
最初に疑ったのはメーターorセンサーの不良、しかし、しばらく走っても 特に指示がフラフラするわけでもなく、走行に伴ってきちんと燃料の残量は 減っています。どちらも正常に働いているように見えます。
次に考えられる原因は、春に修理した部分の不具合が再度発生して、ガソリンの 漏れが起きているのではないか、もしくは燃料系の故障で良く聞く、 後部シート下のL字部分の部品破損、エンジンルーム内での燃料ホースの亀裂 ですが、エンジンを掛けていない間にしかも1/4もの量が減ってしまうのは、 少し変です。 目的地で、エンジンルーム内を少しチェックしてみましたが、特に変化は ありません。シート下のL字部分の破損だと、もっと室内がガソリン臭く なるはずですが、少々臭いはしていますが、それほどひどくはありません。 その後、ガソリンの減少は起らず、ひとまずそのまま乗っていました。
お盆明けになり、そろそろショップも営業しているだろうとDESTINOへ行き、 現象を伝えましたが、どこから漏れているかは様子をみないと判らないとの ことです。 満タンにすると様子が判るかもということで、満タンにしてみることに。 ガソリンスタンドで満タンにし、車体の下を覗いてみると、しっかりと ガソリンが流れて来ています。ガソリンスタンドの従業員も、ガソリン漏れを 指摘してくれました。ガソリン漏れを確認して、これから修理に出すんです、 って説明はしましたが、びっくりさせてごめんなさい。
信号待ちの度にガソリンの跡をつけながらDESTINOへ戻り、判断をお願いしました。 すると、写真のように、L字のプラスティック部品の部分は無事でしたが、 その横の何かのセンサーのケーブルの部分から、泉に湧く水のようにガソリンが 溢れてきています。なかなか豪快です。
メカの人の話では、春に破損した場所からの漏れだとタンクの後方からガソリンが 垂れてくるのに対して、今回の場所の場合にはタンクの前方方面からガソリンが 垂れてくる量が多いようです。確かに、ガソリンスタンドで下を覗いた時にも その通りでした。おみごと。
さっそく入庫と言いたいところですが、翌日にデルタカップを見に行きたかったのと DESTINOの混み具合いから、1週間後に入庫させることにしてその場は引き上げました。 その後は、圧力が掛ってさらに漏れてくるので、給油口のキャップを少し緩めて おくように言われたので、その状態で走っています。そのせいで1/4もの ガソリンが漏れたのですね。
ガソリン漏れ状態が完治しないまま、翌日はデルタカップの見学へ行きましたが、 今回は全く写真を撮ってこなかったので、報告はなしです...

This page is written by Toshiaki OKA (こあ)
Email:oka@koa.aoba.yokohama.jp